…ありがとう。他の人にも、伝えてくる。[姿勢を起こし、しっかりとシモンの顔を見るとそう告げた。何もできない、と泣いている場合じゃない。怖い、とベッドに潜ってる場合でもない。頭を撫でてくれる手に、これ以上頼らない。]行ってくるね。[彼は何か答えただろうか。それからまた、部屋を回る。ゲルトの部屋をノックするのはその後だった*]