人狼物語−薔薇の下国

562 蒼海乱舞 ―蓬莱海域妖宴―


暁の弓焔姫 アデル

[弓の鍛錬を始めて1年ほど経った頃だったか。
まだ幼馴染としてフィオンと接していた頃、彼のぼやき>>245を聞いたことがある。
それには最初、アデルはきょとんとしていた]

『何を言う。
 そなたが護ってくれると思うから、私は弓を扱うことが出来るのだぞ』

『弓は近付かれてしまえばお終いなのだからな』

[護身の意味で武芸を修めるなら、近接武器を選べば良いのにそうしなかった。
手に馴染む弓をそのまま選んだのは、フィオンが己を護ってくれると信じるが故。
だから弓だけに力を入れ、他の武器を修めることはしなかった]

『武器なぞどれかが得意であれば良いのだ。
 大事なのは護ろうとする想いではないか?』

[無邪気に話した記憶は遠くとも鮮明だ*]

(252) 2022/06/05(Sun) 23:58:47

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