[ただ。いっそ旅に出てみないか、と告げる聲に目をぱちり、と見開いたそりゃあもう、今まで聞いたこともないといった、顔で] ……旅?[この村で生き、この村で死ぬそれしか自分には生きるすべはないと思っていただからこそその言葉に少しだけ、言葉を喪い] そんなこと、できるのかな[俺に、と呟いた様子は神父というよりかよく懺悔室に告解にくる惑い人の様であったとか*]