今、死の淵で戦っているカサンドラ技官から、
俺はフラウ作戦の時、ひとつの言葉を貰いました。
『多くの兵を故郷に返せるといいな』…と。
技官にはスパイ容疑が掛かっていたと、大佐はおっしゃった>>5:201。
でもその容疑が、本当に容疑の範疇だったのか、
俺には分かりません。
でも技官…いえ、カサンドラ教官が、言っていたあの言葉。
あれは、本心じゃあないかと、思うんです。
[公国と帝国を行き来していたならば、尚更。と添える]
帝国兵も、公国兵も。
ひとりでも多くの兵、かつての教え子たちを、故郷に――…と。