― オプティモ ―
[騎士団の部隊全滅の報が届いたことによって、シメオンに迎えの兵を寄越すことは却って彼を危険に曝すであろうという結論に到達した。むしろ、アレイゼル卿が、彼を保護してくれるならその方がいい]
王府から手紙?
[アレクシス・ユレから、援軍を送るという手紙(挨拶やら先日の礼やら、どうでもいい内容が、やたらに長くて冗長だったため、5枚目を残して残りの部分は捨てた)が、届いたのは、しばらく後のこと>>188]
援軍、と、言ってもな…このままずるずると駐留軍の規模を上げられては…
[殆ど反射的に、断りを入れようとして、はた、と考え直す]
いや、是非共援軍を寄越してもらおうか…