うさぎいけるか…!?
[ 直前にやわらか春キャベツをルームメイトに投げてあった。
靴底で楔を床にねじ込みながらそちらを見ると、うさぎが長い首をくねらせながらキャベツに向かって首を伸ばしている。
次の鞭を取り出そうと腰に手をやる間もなかった。
ノトカーがその手にした刃を撃ち下ろす。波打つ剣が揺らめく様は、まさに炎のようだった。握りしめた柄に散りばめられた宝石が火花の如く輝いている。 ]
いいぞ、ノトカー!
でも次は、アシストポイントも稼がせてくれよな?
[ そう言って笑いかけ、犬首を狙えるかと間合いを測る。 ]