[それから王女──アイリへと視線を向けて]簡単には信は置けぬ。だが出自だけで判断はせぬ。貴女のことはこの目で見て、感じ取ったものから判断させてもらう。[この場では斬らぬと言う宣。この後も行動を共にすると言う宣。受け入れるにはまだ抵抗がある。信じきれぬのは国の印象と裏切る可能性。それを払拭することが出来たなら、あるいは───]