― 明朝 知らせを受けて ―
[作戦開始前に、通信が途絶えたシロウの話を聞くことができた。
あくまで、彼がリエヴルの配下の暗殺者で――という、フィルターされている情報ではあるが]
[新しいシュヴァルベを作ると子供のようにいっていた彼のことを思い出す。
食べたことない、といったら、干物を持ってきた彼のことを]
戦場ではなく、罪を償うのだな――
シロウ先生、私は、いい女ではないよ。
["都合のよい女"というのだ。独白は音にはならず――]
[独特なにおいのする干物を、じーっと見つめた。
後にこれは朝ごはんになります]