人狼物語−薔薇の下国

562 蒼海乱舞 ―蓬莱海域妖宴―


羅針の精霊師 ミヒャエル

― 『澱み』の集う場所・海上 ―

[龍王、そのものでなくてもその眷属たる海龍は、シンシャの民にとって畏怖すべき存在。
 模倣とはいえ、そのような存在と対峙することになるとはと、途方に暮れていたのだが]

 ――貴殿は。

[傍らからの声>>238に、はっと視線を流す。
 ユウレンの剣士の内心までは読めなかったが、力の籠った声とその笑みの意図は知れた]

 ええ。
 ……その存在の意味するものを知らず、ただ力のみを真似たというなら。
 海に生きる者として、その在り方を正さなければなりませんね。

[ダーフィトの言葉に後押しされ、鈍色の海龍へと向き直る。
 海を統べる者の姿を借りながら、海を汚し澱ませるもの。
 シンシャの民、キタミの一族の者として、立ち向かうべき相手と定めた]

(251) 2022/06/10(Fri) 21:24:30

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