『どういうも何も、言葉の通り。 あれ、この地に束縛された残留思念だよ……恐らくは天龍の』 それって、もしかしなくても……。[言いつつ、視線は傍らの仔竜へ。虹の仔竜はどこか不安げに翼を動かしていた] 『恐らくねー。 とにかく、残留思念と『虚無』の欠片が結びついたのがアレで。 ……思念を鎮めないと、欠片の全回収は無理じゃないかなぁ』 あー……ありそう。[そうなると、次になすべきは一つだけ。そこに思い至ると、ぽふぽふ、と傍らの仔竜を撫でた]