― 回想・参戦前のコルリス繁華街 ―
はい、実は。
それでこういう場所なら仕事とか何かないかなって。
[笑われてしまって、顔から湯気が出そうになった。
仕事を探す場所を間違えていたらしい。港の方が単発の仕事にありつけるだなんて知らなかった。恥ずかしい。
けれど親切な人だった。そういうことならと、自分の店の一つで働いてみないかと言ってくれた。住む場所も手配してくれるという。
本当に何のあてもなかったから、反射的に頷いていた]
よろしくお願いしますっ!
[こうしてコリルスの街にしばらく滞在する事になり。
店番の仕事をしながら、この街のことを学ぶことになった]