[そして、淡く笑って、アルビンも遠くを見る]では、俺も告解しますが、シルキーさんに、「ジャンさんは別に大事な人が出来た」なんて吹き込んだのは俺ですよ。……お気付きでしたでしょうけれど。[夜風が吹く。アルビンもバスローブを抑えた。肌が見えると、ちょっと、その、まだ治っていないから、ね?]でも、俺は謝りませんよ。俺は、深い森の中で誤った道を嘯く鴉ですから。