― 空の帰途 ―
[見上げ笑う者>>242に気づく余裕はなく、褐色は帰るべき場所を目指し飛ぶ]
……?
[こちらは、『腕の中にいる』事に安心して逆に落ち着いていたから、いつもよりも弱い調子>>247の意味に気づけずにいた。ある意味平和かもしれない──というのは、さておいて]
ったく。
そりゃ勿論、落とす気なんざなかったけどな?
[告げられた言葉>>248に、ほんの少し苦笑する。
胸にかかる重さと、宣に返る頷き。
それには、支える腕に力を入れなおす、という形で無言の返答となし]
ん? なんだよ。
[名を呼んだ後、俯く仕種>>249きょとり、として。
続けられた言葉に更に数回瞬いた]