人狼物語−薔薇の下国

469 グラムワーグ・サーガ3 〜反撃の嚆矢〜


皇子 ロー・シェン

う...!

[ 呪が紡がれると同時に、じわりとした熱が傷の内側に集まって、徐々に痛みが引き、爛れていた表皮も滑らかに再生していく。
一番深く...魔の楔の切っ先が届いていた場所にだけは、痛みの欠片が残りはしたが、表面から見れば、痕跡を残すだけにまで回復していた。
元は黒く残されていた刻印も、今は紅色に変わっている ]

...そう言われてもな、変われと言われて変われるものじゃないだろ。
そもそもお前だって、そういうところは全然変わってないぞ。

[ 呆れた調子で紡がれる言葉に、なんとかそう反論を返しながらも、気になるのはアイリの疲れた様子だ>>210 ]

無理をしてるのは、お前の方じゃ...

[ 打ち止め、という言葉にもひっかかりを覚えつつ、立ち去ろうとするアイリを引き止めようと、腕を伸ばした時 ]

(250) 2017/02/06(Mon) 20:39:42

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