[ローランドの加護の魔法が、闇の風に巻き上げられた礫を包む。それでも肌に命中する痛みはあったが、幸い、目つぶしされることもなくエトヴァルトの魔法陣を踏み越えた。エトヴァルトが血を魔術の触媒にすることはよく知っている。とにかくその動きを拘束するか、呪文を唱える口を封じんと、顎を狙った頭突きをかます。]