[私の目的、いっそすべて吐露してしまおうか>>244
そう思うが苦笑しつつ皆いなくなるのは困ると告げた彼に話すのは躊躇われた]
どういたしまして
……まぁ、此の島は狭いし、迷いはしないわ
[微かな記憶。私は祖母に連れられ一度だけ此の島に訪れたことがあるから
その時何をしていたのかは思い出せない
唯、朧気なだけ。今の自分は祖母の遺言を叶えようとしている、だけ
彼が落ち着いたならほっとした吐息零して]
まぁ、謎が近くにあったら興奮しちゃう気持ちはわかるわ
だからきっと良い記事が書けるんだろうな、とも
大丈夫なら良かった
[そう告げる声は落ち着いたもの
同行を了承する声は心配そうで、其れに少しだけ自嘲しそうになる
――私は、危険でもかまわないのと]