人狼物語−薔薇の下国

252 グラムワーグ・サーガ2


死せる忠臣 クレステッド

― ハールト〜カトワール間街道 ―
[進軍の途中。情報収集役から、妙な情報が入ってくる。
一つは「旧王国軍は、助けを求めた者達でも容赦なく射殺する、非情な者達だ」という噂が流れている、と。>>109
まあ、これはこちらも同じ情報を流そうとしていたのだから、別に問題はない。同じことを考えた仲間が居たのだろう。
そしてもう一つは「その情報は、魔王軍のスパイが流している偽情報だ。魔軍の装束を纏った者が、情報を流す者に金を渡していた」という噂。>>155

ふむ、と考える。

そう言った事をやりそうな者といえばヴェルザンディかギィ様あたりか。
しかしヴェルザンディにしろギィ様にしろ、金を渡している光景を見られるような愚は犯すまい。それに、噂はシェーンバルト方面から伝わっているのに、こちらで金を渡した光景が見られている、というのもおかしい。]

……その者は実際、我が軍から金を貰っているのかもしれないが……

[深くため息。いずれにせよ、広まった噂に尾ひれが付くのは一般的なことだが、これは敵方にも情報を操作する意思があるということか。]

(250) 2014/09/17(Wed) 19:53:25

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