ヴェルナー様。[馬から地面へ降り立ったところに、声が掛かった>>218視線を向ければそこには王の守護者の姿]鎮め、ですか。[ただの慰めにしては随分と確信めいた言葉に思えて、僅かに眉が寄る。彼に関しては13年前、内乱の際にいつの間にか王の傍にいた、ということくらいしか聞いていない。父も腕は立ったが地位は一般兵止まりだったため、恐らく秘密までは知らないのだろう]……怒られないことを願っておきます。[一先ず、今はただそれだけを返し。狼たちの方へ向き直った]