人狼物語−薔薇の下国

297 吸血鬼の脱出ゲーム


青銀 エレオノーレ


ふふ、わからなくてもいいのよ。
だって……全て分かってしまうのも、それはそれでつまらないでしょう?

[温和な微笑みに喜色を隠し、男の口元に指を添え、囁く。
男が起き上がる動きを見せたなら、阻害しないよう腰を浮かし、起こそうとする腕に手を這わせ、立ち上がった]

あら、丁寧にありがとう。
私はエレオノーレよ。エレオノーレ=ヒース。

Ballschmiede――
どこかで聞いたような……でも、気のせいよね。
私達、初めて会うもの。

[ふと小首を傾げたが、遠慮がちに問いかける内容に、思案するように腕を組む。
けれど、それはほんの短い間。
悪戯を思いついたように、少しだけ子供のような笑みを見せて近づければ、血色を取り戻した唇へ己のそれを重ねた]

(250) 2015/01/31(Sat) 21:56:15

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