人狼物語−薔薇の下国

252 グラムワーグ・サーガ2


灰鋼色の竜 ディルドレ

[>>235竜の元を訪れる者は少ない。
偶然訪れる者より、竜を求めて来るものは更に少なかった。
そういう類の物は容易に近づけない術が施されており、それを越えて来るものはある程度力のある者だった。ダークエルフ然り、語り継ぐ者然り。

竜は男が何度かこの結界に挑んでいる事は知っていた。
故に男の覚えも早く記憶にもまた良く残っており、どこぞの悪ガキとは違い、礼儀を弁えていた男の言葉に竜は耳を傾けた。]

(ネストルの末裔よ。
 お前はその身に流れる血の意味を知らねばならない。)

[数年の合間をぬって語る昔語りの合間に、竜は男にそう告げる。
だが竜は忠告めいた言葉以上の事を語らなかった。]

(250) 2014/09/14(Sun) 23:29:40

SWBBS V2.00 Beta 8++ あず/asbntby