― 移動中 ―
[70個はあろうかという瓶の中で佇むのは滑稽だ。
薬不足で苦しむ村を回っている途中だったことと、
大きな街で売るつもりだった事を考えれば、
けして少ない数では無かったのだけれども。
シモンの部屋へ向かう途中で、食堂の戸口に一度立ち寄り。
先程手伝いを頼んでしまった青年と、
談笑していた友人達だろう彼ら>>240>>247>>248に軽く辞儀を*]
すまなかったな、楽しんでいる所で借りてしまって。
[そう言葉を添えてから、シモンの部屋へと。
廊下を歩く途中で、先程の栗毛の青年が用意を済ませていれば、
手招きをして此方だと示した。]