━ 花枯れし灰の園 ━[蛇の身は、もはやその尾先で花園すべてに届くほどに大きくなっていた。枯れ朽ちた屍花の中で、天使の翼だけは瑞々しく翻き>>229その一点、儚き光もまた旧き蛇が開いた顎《あぎと》に呑まれ。悲鳴の音色すらもなく、風がやめばそこにはただただ穢された花の骸が散る*]