人狼物語−薔薇の下国

420 グロリアス・マギカ・グラマーティオ-スブ・ロサIII


漫画家 エーヴァルト

[包帯を巻いていても、うすらと透けて回りが見えているのかも?などとも思っていたのだがそうではなく。
 目の前の男の顔が曇ったように思えて、聞くべきではなかったかとも思いつつ。
 けども、謝罪するのも違うような気がして。
 少し間をおいてから青年は言葉を発した。]

ああ、気を遣わなくて済むなら助かります。
俺、そういうのはあんまり得意でなくって。

[表情を曇らせるその一方で。

 目が見えないのに、杖もなしにどうやって歩くのだろう?
 見えないのに、ここに来る目的は何だろう?
 目が見えてなくとも、隠し階段という存在に惹かれるのだろうか?
 そんな興味が沸く。
 それは、青年の職業病。

 この試練を受けるのを決めたのも、結局は興味が沸いたからで。]

(250) 2016/04/01(Fri) 23:06:37

SWBBS V2.00 Beta 8++ あず/asbntby