[ジャンが、こちらを追い越してバルコニーへ行く。アルビンも数歩を進めて、一緒に手すりに触れた]……え?[謝っておかないといけないこと、と言われて横を向く。ジャンは遠くのどこかを見ているように思えた]……薄々は。確信はありませんでしたが。そう……いえ、いいんです。あれで、大事な事に気付かされましたから。