この状況ですから、誰でも体調不良になっても おかしくないと思いますよ? 俺のことまで、お気遣いありがとうございます。 はい、お互いくれぐれも油断しないようにしましょう。 どうぞ、お気をつけて。[「またな」と軽くてを振るソマリに、同じく手を振り返して。 彼がサロンを後にする姿を見送った。その背がサロンから消えた後。空色の瞳に、訝しむような色が一瞬だけ浮かんで…消えた。*]