……ん? 風龍峡……って、ノトカー、それ。[問答無用な口調で告げられた言葉。それが意味する所に気づいて、まじまじ、と相棒を見る。傍らの仔竜も、じい、とそちらを見た] 『……そういう事だ』[風龍峡は、仔竜の卵である龍玉石が見つかった場所。そこに行く、という事は即ち里帰りであり、また、卵を託してくれたユウレン王家に仔竜を見せる事も可能である、と。出張の裏の意味に気づいたこちらに、相棒は楽し気に笑って見せた]