人狼物語−薔薇の下国

312 ルー・ガルー戦記 7 〜攘夷/開国篇


巫女姫 シルキー

[悩んだ結果――皆で選んだのは、小豆の羊羹だった。
ひとくちサイズで、ころんとしたハート型になっている。
淡い桃色の袋に、幾つかそれを詰め込んだ。
赤と橙の飾り紐で、丁寧に蝶々結びをして。

学館の教師の皆に配ったが―――
確か、一番喜んでくれたのが、マーティン教師だったと思う。
表情がにやけていた…のは、記憶違いだったかどうか。

生徒からの人気も高かった。
まだまだ、多くの者が彼に学びたかっただろうに。

だから――――惜しい人を…、と切なさは尽きぬ]

(249) 2015/03/13(Fri) 13:27:52

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