人狼物語−薔薇の下国

557 天虹輪舞 ―黝簾王国探索行―


虹彩の精霊師 アルビン

― 天輪湖 ―

[鏡の精霊の集めた結晶体は、虹の仔竜の力を編んで作った籠へと溜まっていく。
それがある程度集まると、は、と一つ息を吐いた]

 さて、面倒なのはここから、と。

[小さく呟いた後、力を集中させる。
応じるように虹の仔竜が一つ羽ばたき、煌きを散らした]

 虹の煌き、天の輝き、我が元へ集え。
 古きもの、神代の澱み。
 ひとつに束ね、虹の内へと眠らせん……!

[紡がれる詠唱に応じて、籠の中の結晶体が中に入っていた海龍の鱗を核に一つになる。
あとはこれを媒介に、渦の中の『虚無』の力を一気に引き寄せれば、と。
そんな思考を遮るように、くぉぉぉぉぉぉ、という咆哮が響いた]

(249) 2022/02/18(Fri) 00:11:37

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