[遠くに居ようともはっきりと聞こえる、赤き呼び声。それを使って、盟主に呼びかけると、] ンじゃ、儂らも行くとすっか![500人ほどの軽歩兵隊を引き連れ、サクソー川に掛かる橋を目指して再び歩き出す。爽やかな風が吹き、草原を撫ぜる。鳶の澄んだ声が響き、鳥の形をした影絵が浮かぶ。*]