人狼物語−薔薇の下国

252 グラムワーグ・サーガ2


語り継ぐ者 ローランド

― 王都陥落数日後/城門の見える屋根の上 ―

[広がる喧騒の中を城門を目指しひた駆ける。
やがて眼下に広がる開けた城門前。
生命溢れる者達がぶつかり合う中、男の眼は先ず城門に掲げられた首に向けられた]

 ……なんと惨い。

[王と王子だったもの。
王妃の姿は無かったが、彼女だけ生きているとは思えない。
ただ、そこに一つの違和感が生まれた。
それ以外に首が一つ足りないのだ]

(249) 2014/09/13(Sat) 09:58:28

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