人狼物語−薔薇の下国

184 吸血鬼の共存試験


ダーフィト

[動けずに意識だけ暴れていると、不意に闇の気配が周りに浮き上がる

――報告を
――生きているのか?

そんな声が聞こえる。ああ、これはころさなければいけないものたちだ――頭はそれを理解するが、体は相変わらず自分の意思では全く動かない。

ひとつの闇が近付いてきて、ふわりと体が楽になる。
とはいえ動けるほどの力はなく、そのまま倒れていると、身が起こされた]

「…………あ、れ…」

[そんな呟き。

ころさなければ。ころさなければ。これは、ころさなければいけない“もの”だ

意識だけが暴れるけれど、やはり体はぴくりとも動かない。ざわりざわりと周りの闇の者達が動く。

――そうして、どこかに運ばれた*]

(249) 2014/05/03(Sat) 19:13:01

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