― 学校跡地・臨時執務室 ―
[>>242 ぎくり、と肩を震わせる。
……声、大きかったか。
素直に手を挙げて、発言の許可を求める]
――……どのみち。
斥候部隊は、敵本隊との交戦には向きません。
公国の補給路を探りつつ、ゲリラ戦を挑んで
個別に妨害する方がお役にたてるかと。
橋向こうの奴らには、今度はこちらから火矢を放ってやろうかと思ってたんですが。
甲冑で魔法は防げても、中身は生身の人間ですから。
[前回の交戦で、しこたま撃ちこまれた火矢。
――……多少はお返しをしてもいいだろう]