いつか、こんなことがあるんじゃないかとは思ってた。あいつはもともと、モルトガット帝国領の孤児院に居たらしい。だから、あっちに知り合いや親族が居ても、不思議じゃないんだ。
[ それは、シュテルン自身にも今まで言わずにいたこと。だが、もう隠す意味も無いと、そう伝える。シロウは驚いたかもしれないが、それでシュテルンに対する見方の変わるような男ではない…そう信じているからこそ、男も口に出したのだ ]
ああ、判った。ナハティガルの医務室だな。後で必ず寄る。
[ シロウに様子を見てやってくれと言われると>>178、勿論、と頷く。本当なら、今すぐにでも顔を見にいきたいところだが、そうもいかない。どうしても果たさなければならない用が目の前にあった ]
そうだシロウ、今のうちに頼んどく。もし俺の顎が砕けたら。シュテルンに会う前に治療してくれ。
[ 話を終え、ゲオルグの元へ向かう前に、そう依頼を残した男に、シロウはどんな顔をしただろう?* ]