― 回想:コリルス参戦直後 ―閃影の騎竜師?へえ、号を持つ騎竜師か。そりゃ心強いな。[ 国全体を見渡しても、そう数の多くない騎竜師、そのうちの一人が味方に居るという事実は、単純に彼を安堵させた。何しろ、ここに配置された者の年齢は皆、若すぎる。単騎でも大きな力を持つ騎竜師の存在は、少年兵たちにとっても心の支えになるはずだ ]俺もせいぜい頼りにさせてもらうか。[ …と、暢気に笑っていられたのは、しかし、最初のうちだけだった ]