[迎え撃つ戦乙女の槍が、片方の狼の頭を狙う。首を動かすことで避けた片首だったが、そのせいで槍の穂先は道化師の眼前へ]おおっと。[道化師はそれを後ろに倒れ込むことで回避する。ぽふ、と道化師が狼の毛並みに埋もれている間に双頭は戦乙女を咬み千切り、首を振る反動で遠くへと放り投げていた。放物線を描く中で戦乙女の姿が消え散り、力が『始原の秩序』たる女性へと急襲されていく]この子達には散らすのは難しかったですかねぇ。[身体を起こして状況を確認しつつ、上空から他の者達の様子を眺めた*]