―砲術科倉庫―
[取っ手に手をかけて前後に引いてみるが動かない。
やはり鍵は開いていないらしい。それはそうか。]
盗まれてしまいますしねぇ。
[でも中見ないとなぁ……。
男の中には3つの選択肢が浮かぶ。
1、諦める。
2、持っている拳銃で鍵を壊す。
3、バッグの中にある針金で鍵を開ける。]
……どれもあまりやりたくないのですが。
[拳銃で鍵を壊せば、工作員に好き放題使われる事になる。
かと言ってピッキングはミスをすると鍵穴がガタガタになってしまい、必要な時に開かなくなる可能性が。
しかも男のピッキング技術は8(10x1)回に1回開けばいいというレベルだ。]