[先ほどの旅人の声が聞こえ>>233、シモンに何かあったのだろうか、と眉を顰める。手伝いを申し出たい所だが、自分がいきなり手を挙げたら、挨拶も交わしていないのに、なんだこいつとか思われたりしないだろうか。いつもなら取り敢えず突っ走ってみる所だったが、何と無くさっきの二人の様子が思い起こされて、二の足を踏んでしまった。もちろん、視線が合ったりすれば、思い切って手を挙げただろうけれど**]