あぁ、センセは欲張りですなー。
いっぺん触れば十分なんに、こないな抱えてまぁ……。
[呆れる様に肩を竦めれば、魔法使いのペットと言われたら、すっと視線を反らし酒を煽る。]
えんばんと、使い魔を操る魔法は知りまへんで、センセ。
それに、拾ったもんは届けるなって、猫ババしはるモンとちゃいますか?
[自分の私物ではないので、突き返されても困ってしまう。
ヒヨコは安全な所へ戻されたが、頭の上に居たら落ち着かないだろうし、髪が乱れるのにな、とぼんやりと思うが口には出さない。]
……取り合えず、荷物を置おいやしたらどうどすやろかね?
[自分が座っているソファの近くは、幾分かのスペースは有り、荷物を置く位の余裕はあるので、まずはヴェルザンディの荷物を置く様に勧めてみた。]