[天の子との語らいと並行して。
こちらが伝えた答えを、大天使は頷きながら聞いていた>>151]
――そうで、あったのかもしれません。
[大天使を責めるのではなく自戒する口調で、彼の者の言葉>>152に頷く。
彼らの在り方を、悪しきものと決めつけていたこと。
争いを通じてしか、その良さに気付けなかったが故に、黙示天使は消滅までも追い詰められたのだった]
おのれを、知ること。
かつてナタリエル様も私に、そのようなお言葉を掛けてくださったような気がします。
[折しもそれは、気付きを得たきょうだいへ告げられた言葉>>155と似たもので。
自然、黙示天使から笑みが零れた]