─ 海精軍拠点・上空 ─
っ…う、うんっ
[気がつけば、抱え込まれる形で影竜の背に乗っていて。
内心の動揺は離すな>>237と言われるそれにかろうじて抑えられた。
言われた通り、手は離さぬままに頷きだけ返し。
又従姉が落とした呟き>>220も、静かに笑う見物人>>242の存在も知らぬままにこの場を後にした]
…何よ。
[呆れた声>>238に、返す言葉はいつものそれだが声の調子は弱いもの。
抱え込まれていることがどうにも落ち着かない。
月明かりに照らされて、赤い顔を隠すこともできなくて。
けれど、続いた言葉にぱちり瞬き]