ソールのことは、守ってくれなかったみたいだけど。[ 床に移した視線の先に呟いて、 春の空のような彼女の瞳のその上、 月光にも似た金の髪を梳くように手を伸ばして 触れられたなら、軽く一度だけ撫でて伝えた。 ] ……だから、 … あれが君を守ってくれるように願っている。[ ( 僕は守りたい君のことを守れないから。) 伝えられるはずもない言葉は笑顔の嘘の中に隠して。* ]**