[イドを指先へ留まらせ、唇を寄せる。] ――ギィだ。 私を判断する材料に困る、という者は テラスまで来て欲しい。[Es全員へ伝えるよう、イドを飛ばした。特に反応を受け取れずとも、暫くはまだ其処へ、藍色に染まりゆく空を眺めているだろう。]