一人でどうしたの。かでぃ達は…… ――…そっか、怪我人が。 君が来てくれなかったら行き違ってしまうところだった、 知らせてくれてありがとう。 [星司が怪我をしたこと、二人が向かっていること。 セインの状況説明を聞くや否や、彼女に礼を告げ、 様子見に向かうのを取りやめて元いた枝に戻る。 太い枝が二本ぴたりと添うように伸びているその場所は 視界と足場に難のある世界樹の上でありながら一定の広さが確保され、陣を敷くのに適していた。]