[時は過ぎて、少年は青年になり。また――に会います。青年は会った時を思い出し今度は頷きます。護りたかったから、これ以上迷惑をかけたくなかったから。青年の姿が変わり。青年はお守りが蝶に変わっているのに気づきます。それは自分も護れるものとわかりました、が。どこまで護れるかはわからないけれど。自分がそばにいれなくても、自分は生きているうちは護れるように。蝶に花の名をつけて願います。青年は守護蝶《ブローディア》を――小さな旅人へ。*]