わかりました。 納得のいくものが描けたら、是非見せてくださいね。[芸術については輝音ほど詳しくはないが、海域の旅であれば彼の創作意欲にも火がつくだろうと思ったことも、彼を誘った理由の一つ。自主的に遊ぶことはしなくなったけれど、他者の趣味を眺めることは好きなのだ。] あ、出かける時は連絡ください。 鍵がないと僕、部屋に入れませんしね。 では、また後で。[絵の道具を取り出した彼の邪魔にならないよう、小さく手を振ってから部屋を出た。]