人狼物語−薔薇の下国

312 ルー・ガルー戦記 7 〜攘夷/開国篇


巫女姫 シルキー

― シュビト郊外・夜 ―

[流れ雲が多く、星の少ない夜。

遠く臨むシュビトの街並みは、
記憶のものより街の灯りが少ないようにも感じられる。
シュビトから避難していった者も多いと聞いた。
避難――いや、解放軍の盟主に付き従ったという方が正しいだろうか]

……―――、

[素手を遊ばせた指先を、夜に晒す。
頬を過ぎる外気は、春といえどまだ冷たく。
熱は易々と奪われてゆく]

(246) 2015/03/13(Fri) 13:22:15

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