人狼物語−薔薇の下国

297 吸血鬼の脱出ゲーム


碧眼 シルキー

あ、おにいさま……

[少女は、兄が吸血を行いそして元の姿にもどる、その一部始終を茫然と見守った。自分にもつい先刻に同じことが起きていたのだが、やはり実際に目撃するのは衝撃を与えるに十分なもの。
……同時に。少女が愛しい人を喰らってしまったのだということが、実感を伴って少女の心に重くのしかかる。こころの痛みに苦しげに眉を寄せ、元の姿に戻った兄に声をかけようとしたが]

―――〜〜!!
おにいさま、血が、

[兄が傷つけられたことがわかれば声にならない悲鳴を上げる。
兎の様子の変化など知ったことではない、とばかりに男の怪我に意識をやる。逃走するか否かの判断は、男に任せることになろう。]

(246) 2015/02/01(Sun) 19:51:14

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