人狼物語−薔薇の下国

477 【R18完RP村】暁天はかく語りき、


【3】宮廷画家 ローレル

[  平和だと民の多くが思っていた。
  ――あるいは 思い込みたがっていた。

  けれど、それは"事実"ではなかったから
  不穏な噂が広まるのは遅くはなかったのだ。

  …絵描きの小娘一人でも
  民の不安を煽ることが叶うほどには。  ]


 平和の為に曲げられる真実も時には必要だよ。( 王が自国の者に殺された"真実"を一体誰が欲しがるだろう )

 …まあ、政を考える立場ではない
 ボクやきみが幾ら理想を唱えたところで
  結局は為せない者の絵空事でしかないけれど。

 ラメールはこれからどうなってしまうのか…。
 それを語るのはもっと先のことだろうけど――、
 空想を描く画家の立場としては一つだけ言えるね。


[  一か月も経てば真新しいサーベルも
  軍人としての所作も多少こなれて見えるものの。

  けれどその実、
  口にする言葉は聊か理想に偏っているように思えた。  ]

(246) 2017/04/22(Sat) 18:15:09

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