[この期を境に、ただ政治的に併合を考えていたリエヴルに、公国への憎しみが芽生えることとなる。リエヴルにとって、人として穏やかに暮らしていた場はあの茶畑のある屋敷と、懐かしい学舎のみ。――――――そのどちらも、もう、見る影も無い。*]