[それから他の人にも声をかけた後、トーマス達と共に食堂に向かうというキアラに手を振りかけて。
その傍ら、共に移動するだろうミリアムに、そういえば頼みたかったことがあったと思い出し]
ミリアム。
時間があったらで良いんだけどさ、俺にも治癒術が使えるようになるか、見てもらえないかな。
試練に行く前、ミリアムに術をかけてもらえて、本当に助かったから。
俺もミリアムみたいに、皆の助けになれる様に覚えられるものを覚えていきたいんだ。
[今はそれぞれ食事と休息とに別れるから、後でという願いは優しい彼女のことだから断られることは無かっただろう。
こうしたことを積み重ねていって、もっと皆を知っていけたら良いなと思いながら、食堂へと向かう皆に手を振った**]